Study on Tourism and International Cooperation for Development , Ethiopia

Study on Tourism and International Cooperation for Development , Ethiopia

観光分野の開発協力研究

Tourism and International Cooperation for Development

世界経済の発展に伴って、国際的な旅行市場は拡大の一途をたどっています。航空網は世界の隅々にまで到達し、一昔前の「秘境」が今や国際的な観光地になる時代です。しかし、観光が世界中の人々にすべからく恩恵を与えるわけではありません。先進国の資本が五つ星のホテルを建て、旅行者が手つかずの自然や貴重な遺跡を前にバカンスを満喫する一方で、地域の人々は貧困に苦しみ、旅行者の急増によって気がつけば地域の貴重な自然環境や文化遺産が旅行者の急増によって破壊される。そんな状況が世界中で起こっているのです。

学生時代に訪れたメキシコのチチェン・イツァ遺跡には、年間で200万人近い旅行者が訪れていましたが、その周辺は同国内でも最も貧しい地域のひとつでした。21世紀のグローバル・フォース(世界を動かす力)と言われる観光は、果たして発展途上国が抱える開発課題を解決できるのか。それこそ、私が観光の研究者としての歩みを始めたきっかけです。

近年は、独立行政法人国際協力機構の専門家として、中南米やアフリアの観光開発国際協力に取り組んでいます。